【肩甲骨面とは?】理学療法士が教えるヨガ解剖学vol.31

【肩甲骨面とは?】理学療法士が教えるヨガ解剖学vol.31

https://iwahashiyoko.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2586-300x300.jpg

こんにちは~。
こころのリハビリ専門家.理学療法士の洋です。

淡路島とオンラインで
こころのリハビリとヨガをしています。

 

このヨガ解剖学ではヨガに役立つ豆知識を
理学療法士×ヨガ教師の視点で紹介しています。

 

専門家向けではなく
普通の方向けのコラムです。

 

さてさて~(^^♪

 

前々回から肩について
お届けしています。
↓↓↓
肩甲上腕リズムとは?
肩を上げる時の不思議

 

今日もしつこく「サンブレス」から。(笑)
あなたはもう既に
サンブレスやってみましたよね?

 

え?やってない?
んな、アホな~。(笑)

 

はい、では
やったことある方もまだの方も
「サンブレス」アゲイン!
↓↓↓

 

サンブレスの時に
肘はどこを通っているかな?

 

え?体の真横でしょ?
肩の真横でしょ?

 

うん、まぁ間違いではない…

 

じゃぁ
次の女神のポーズもやってみて~。
↓↓↓

 

肘を膝を曲げた時。

 

肘はどこにある!?



人によって
色々だと思うんです。

 

肩の真横に来てる人
肩より前に来てる人
左右差のある人

 

これ、なんなんでしょう?

 

これを理解するためには
肩甲骨がどんな風に体に
引っ付いているのか。

 

それを理解していきましょう♪

 

胸郭はほぼ円錐形

まずは、自分の体を触ってみましょう!
ぺたぺたぺた

 

胸郭とは、
胸椎、肋骨、胸骨で囲まれた空間のことです。

(イラスト by AC)

 

この胸郭は
上から見てどんな形をしてますか?
四角い?



んなわけないですよね。(笑)

 

胸の真ん中にある胸骨
その辺りの前後径が一番大きくて
両サイドの肩のほうに行くと
前後径は小さくなってきます。

(イラストは胸郭を上から見たイラスト)

 

肋骨にカーブがあるためです。
この上に肩甲骨はあります。

 

鎖骨レベルで胸郭を上から見ると
こんな感じ。
↓↓↓

 

手書きイラストですが
伝わります!?

 

鎖骨レベルで胸郭を上から見ると
鎖骨と肩甲骨は前額面に対して
角度を持っています。

 

それがコレ!!!

黄色のラインは前額面
(前額面とは身体を前後にわける面)

その前額面に対して
肩甲骨は約30度
肩甲骨と鎖骨は約60度
の角度をなします。

 

この前額面に対して
30度の角度を持った面のことを
肩甲骨面といいます。

 

肩甲骨面は日常生活で大活躍

この肩甲骨面上で腕を動かすこと
実は日常生活の中で
か~な~り沢山あります!

 

例えば
ご飯食べる時をイメージして下さい。

(photo by AC)

 

お箸を持つ時の肘は
肩より前方に位置します。

 

これが
肩甲骨面上での肩の動きです。

 

他にも字を書くとき
パソコンするとき
顔を洗うとき

(photo by AC)

 

あと、バンザイする時とかも
純粋に屈曲だけ、外転だけ
で動いてる人はおらず
肩甲骨面で自然と動いてるものです。

 

日常生活動作を思い浮かべると
肩より肘が前方にある動き
つまり、
肩甲骨面上でしてる動きが
とっても多いんです。

 

でも、
肩甲骨面には個人差があります。

 

教科書的には前額面に対して30度ですが
高齢で円背(背中が丸い)の方は
もっと角度が大きくなったりします。

 

胸郭の元々の形によっても
個人差があるので
そのくらいのもんなんだな~
と思っといてください。

 

肩甲骨面上で動くメリット

肩甲骨面にある時
上腕骨頭と関節窩の適合が最適
となります。

 

これ、どういうことでしょう?

 

関節窩(受け皿)に骨頭の納まりが
良い状態なので周りの筋肉などが
リラックスしています。


すっぽりおさまってリラックス
のイメージ。(笑)

 

関節包や筋肉などに
余計な緊張を加えずにいられるポジションです。

 

一番関節に負担の少ない肢位
と理解してもらっても
大丈夫かな。

 

このことを応用して
理学療法士がリハビリをする時は
肩甲骨面上で関節可動域訓練をしたり
腱板という筋肉のエクササイズを
したりします。

 

特に
肩甲骨面上での挙上角度が30~45度くらい
の間で最も適合が良いとされます。

 

その辺りに患者さんの腕を
持って行った時の
理学療法士の感覚で
この辺りが一番リラックスしてる
みたいなところを探ります。

 

これは、もうかなり微細な感覚です。

 

肩甲骨面は移動する

肩甲骨面は教科書的には
前額面に対して30度ですが
これは肩を挙上する最初から最後まで
ずっと30度という訳ではありません。

 

肩甲骨が胸郭の上を動くと
肩甲骨の向きも少しずつ変わります。

 

試しに
誰かの肩甲骨を後ろから
触らせてもらって下さい。

 

そして、肩を外転していく時の
肩甲骨の向きをたどってみます。

 

すると
向きは少しずつ変わってきますよね。

 

なんとなくわかれば十分です。

 

肩を外転する時
外転角度が増すと
肩甲骨は少しずつ前方に移動します。
(一説によると、最終では後方に移動するというものもあります)

 

最初に動画で載せたサンブレスでも
手が上で合掌することになると
肘が少し前に出ている方も
いるかと思います。

 

また、2つめ動画の女神のポーズ。
女神で膝と肘を曲げた時にも
肘が前方に出てくる方が
多かったかと思います。

 

これには
肩周囲にある筋肉による影響も
あります。

 

でも、それだけじゃなくて
肩甲骨の自然な向きが肋骨のカーブに沿って
変化してるためでもあります。

 

ただし!
肩甲骨面の角度というのは
全てが受動的に決まるわけではなく
先ほども書いたように
筋肉の影響も受けています。

 

だから
肩甲骨面の角度は
能動的に変えることも
ある程度はできます。

 

ヨガをする時の
胸の前を開くような意識や
肩甲骨を背骨に近づけるようにしながら
肩を動かすことで
肩甲骨面の角度は変わってきます。

 

これは、実際にやってみて
体感した方がいいですね~。

 

では、最後にやってみましょう!

<サンブレスをやってみよう>何気なくサンブレスをするVSできるだけ胸を開いて、胴体の真横を腕が通るようにしながらする。どんな風に違いますか?肩周りの様子、呼吸の様子、何回か続けた後の様子など、感じとってみてね~♪

 

次回は、肩甲骨の動きについて
もう少し詳しく掘り下げま~す♪

 

まとめ

今日は、肩の動きで大切な「肩甲骨面」について紹介しました。

肩甲骨面上での動きは、日常生活動作で実はとてもよく使っている動きです。

また、肩甲骨面に腕が位置している時は、関節窩と上腕骨頭が最もよく適合しているところです。

そのため、肩関節周囲の筋肉や軟部組織が一番リラックスした状態です。

あなたも普段の生活の中での腕の使い方を、是非意識して感じとってみて下さいね♪

***

公式LINEでは、洋の日々のつぶやきや
こころのリハビリお得情報を配信しています。

是非登録してね~♡

公式LINE登録はこちらをクリック
↓↓↓

検索IDからもご登録頂けます。
検索ID▶@038aztph

ヨガ解剖学、ネタ募集してま~す。↓↓↓

<募集中>
ヨガ解剖学では、今後扱ってほしい内容を募集しています。お答えできない場合もあるかもしれませんが、できる範囲で回答していこうと思います。気になっている解剖学のことなどあったら、教えてもらえたら嬉しいです。お待ちしています^^

ヨガ解剖学リクエスト

リクエストは公式LINEからでも大丈夫です。是非登録してね♪

検索IDからもご登録頂けます。
検索ID▶@038aztph

<参考文献>
(1)I.A.KAPANDJI、カパンディ関節の生理Ⅰ上肢、医歯薬出版株式会社、1998年、p36~41
(2)中村隆一 他、基礎運動学第4版、医歯薬出版株式会社、1998年、p186~187

<こちらもいかがですか?>
【腹式呼吸とは?】
【胸式呼吸とは?】
【ヨガの呼吸法とは?】
【逆腹式呼吸とは?】
【呼吸を感じる】
【骨盤底筋群とは?】
【骨盤底筋群はどうやって内臓を支えているか?】
【排便姿勢が大切な理由】
【前屈とハムストリングス①ゆるゆる伸ばす】

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
体と心をつなぐヨガセラピスト×理学療法士 

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP